コミュニティとネットワークの違い
ここ数年の自分は、インターネットを単なる便利ツールとしてしか使っていなくて、高校生のときに初めてネットに触れたときの感動を忘れちゃってる気がします。画面の向こうに人がいて、世界とつながっているんだっていう、ただそれだけでワクワクしていたあの頃の純粋な気持ちを取り戻したい…。
— 大宮 光晶 / Hiroaki Omiya (@heroarchy) May 31, 2012
最近流行のソーシャル系サービス(twitter、facebook、LINE、Path…)は、ネットを「場」ではなく「ネットワーク」に傾けすぎている嫌いがあって、なんかこう、個人的にいけ好かないんですよね。
— 大宮 光晶 / Hiroaki Omiya (@heroarchy) May 31, 2012
大雑把に「ソーシャルメディア」と言われますが、コミュニティ(みんなが一緒にいる場所)とソーシャル(独立した個々人のネットワークの集合体)は違うものだとぼくは思っています。
— 大宮 光晶 / Hiroaki Omiya (@heroarchy) May 31, 2012
コミュニティサイトは、集団の同質性が形成されやすく(場の雰囲気や空気感ができやすい)、自分の趣味嗜好よりも、そのコミュニティで話題になっているものが影響力をもっていて、独自の文化の生成能力をもっている傾向があります。例としては、2ちゃんねる、4chan、ニコニコ動画。
— 大宮 光晶 / Hiroaki Omiya (@heroarchy) May 31, 2012
ソーシャルサイトは、個人最適化がされやすく、自分の趣味嗜好や興味のある知人など、パーソナライズされた情報を集める性能に優れます。リアルな交友関係があるほどネットワークが強力です。ただ、あくまでツール的なものなので、独自の文化の生成能力は低いようです。例は多いので省略。
— 大宮 光晶 / Hiroaki Omiya (@heroarchy) May 31, 2012
で、ぼくの見た感じ、最近出てくるウェブサービスは猫も杓子も「ソーシャル」のほうばっかりで、「コミュニティ」として面白いものがないなぁ、ワクワクしないなぁ、と思っております。
— 大宮 光晶 / Hiroaki Omiya (@heroarchy) May 31, 2012
でも、これをウェブ業界の人に言ってもあまり共感してもらえないんですよね…。みんな「ソーシャル最高!」ばっかりで…。誰も作らないなら、自分で作ろうかな…。
— 大宮 光晶 / Hiroaki Omiya (@heroarchy) May 31, 2012
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